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愛犬用の《ごはんテーブル》を作ってみた!【レーザー加工(アレンジ)編】

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編

前回は、愛犬用《ごはんテーブル》製作の、【❶ 木材カット編】を公開しました⬇︎

犬用ごはんテーブルをDIY 木材カット編
愛犬用の《ごはんテーブル》を作ってみた!【木材カット編】 今回は、我が家の愛犬2世がゴハンを食べやすくなるよう、犬用の《ごはんテーブル》を製作してみました! 少し記事が長くなりそ...

今回はアレンジ編として、カットした板にオリジナルのロゴをレーザーカッターで彫刻していきます!

  1. 木材カット 編
  2. レーザー加工(アレンジ) 編 ⬅︎ 今回はココ
  3. 塗装 編
  4. 組立て & 完成 編

それでは、【❷ レーザー加工(アレンジ)編】、スタートです!

こっさくま

レーザー加工するだけで、オリジナリティ&クオリティがアップ!(゚∀゚*)

用意するモノ

《材料》
□ 前回カットした板【一式】
 …カットした3枚のパイン集成材

《道具》
□ Etcher Laser(エッチャーレーザー)
 [3.5W / 底部取り外し可能タイプ]
 …SmartDIYs製のレーザー加工機  
□ 定規 or ノギス
 …加工物のサイズや厚みを測る 

《消耗品》
□ 霧吹き(水)+ ティッシュ
 …レーザー後にヤニを拭き取る用

《PC環境》※MacOS
□ Adobe Illustrator
 …アドビのイラレ 
□ SmartDIYsCreator【ver.1.3.4】
 …専用ソフトウェア(現行バージョンでOK!)

① 前回カットした板(一式)

前回カットした板はコチラ⬇

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 前回カットした板3枚
カットした板
素材パイン集成材
天板部分【×1枚】約 W390 × H195[mm]
足部分【×2枚】約 W195 × H105[mm]
厚み12[mm]

せっかくなので、3枚それぞれに彫刻してみようと思います!(゚∀゚)

② レーザー加工機【Etcher Laser】

いつも通り、SmartDIYsさんの【Etcher Laser(エッチャーレーザー)で加工していきます!

Etcher Laser-エッチャーレーザー
▲ Etcher Laser 3.5W(底部取り外し可能タイプ)

レーザー加工前の設定いろいろ

1. 彫刻するサイズ・デザインの検討

今回使う板の彫刻面はそれなりに広いですが、

なるべくシンプルに、ワンポイント(or ツーポイント)くらいのロゴを入れたいと思います!(゚∀゚)

いつもの愛犬のシルエットロゴにフォークをプラスしつつ、ちょっと新しいロゴタイプも作りました!

それぞれ、こんな感じのサイズ感とデザインイメージに⬇︎

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 天板部分のデザインイメージ
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 足部分(×2枚)のデザインイメージ

その名も、、

「Super Fast Food Alex’s Kitchen」です!

すなわち、、

「スーパーファストフード アレックスのキッチン」です!笑

キッチンって言っても、アレックスはただただ 与えられたごはんを超速で食べるだけです!

アレックスのごはんのスピードはとにかく早いので、ファストフード店っぽいロゴにしてみました(゚∀゚)

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ イラストは愛犬1世 & 2世のコラボ

ちなみに足部分の英文は「もっとゆっくり楽しんで食べなよ…」と、先代犬ロビーがアレックスに言っているイメージです笑

こっさくま

先代犬ロビーは少食(食に興味が無い)で、ごはんを完食したらめちゃくちゃ褒めてあげる、みたいな子だった…
アレックスはごはんの「待て」中にヨダレがツーッと口から垂れてきちゃう子なのだ…どっちも超かわいい…

2. 彫刻用データ準備

イラストレーターで準備した彫刻用データはそれぞれコチラ⬇︎

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 天板用の彫刻データ(赤枠と水色の円はガイド線)
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 足用の彫刻データ❶(赤枠はガイド線)
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 足用の彫刻データ❷(赤枠はガイド線)

彫刻パーツ毎にそれぞれ色を変えておいた方が、加工時間やパラメータの調整がしやすいのでオススメです!

ガイド用の赤枠(& 天板の水色の円)は、レーザーソフト上で彫刻パーツの配置をしやすくする為のガイドです。(彫刻はしません!
そのため、彫刻予定の他のパーツとは必ず違う色で作成しておきましょう!

パーツの色変更等が完了したら、SVGデータを書き出ししておきましょう!

レーザーのソフトにSVGデータを読み込んだ際、レーザー加工の順番は下層レイヤーからのスタートになります

こっさくま

予め加工したい順番でレイヤーを並べ替えておくとスムーズ!

3. レーザー本体のセッティング

今回はなんとかギリギリ、レーザー本体の底部を取り外す必要はありませんでした

ということで、本体側のセッティングはレーザーヘッドの高さ調整のみでした!

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ レーザーヘッドの高さ調整はゼッタイ忘れずに!

また、レーザーソフト上で【キャプチャ】する際に板厚を入力するので、予めデジタルノギスで測っておきましょう

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ ほぼ12mmで問題ナッシング
デジタル ノギス 150mm ステンレス鋼製 高精度ノギス LCDディスプレー 外径 内径 深さ 段差測定 ホールド機能 ゼロリセット 防水防塵

今回加工する板の厚み
≒ 12[mm]

ちなみに、Etcher Laserの加工対象物の高さ上限は30mmなので、厚み的には余裕でクリア!

※通常モデル or 底部を取り外さない場合

こっさくま

ここからは、テーブルのパーツ毎に紹介していくよ!
レーザーの底部を “ギリギリ” 取り外さなくて良かった理由は【天板の部】で明らかに…!

Let’s 【足部分】のレーザー彫刻!

1.【足部分】板のセッティング

まずは加工テストも兼ねて、【足部分】から加工していきます!

(最悪、失敗しても裏面使えば良いや〜って思ってた)

板は横向きにまっすぐ設置します!

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 加工は1枚ずつ!
こっさくま

予め敷いていた簡易グリッド板(MDF)に合わせてまっすぐ設置!

2.【足部分】パラメータ設定

イラレで作成したSVGデータを読み込み、パーツ毎にパラメータを設定します。

足部分❶と❷ それぞれのパラメータ設定はこんな感じ⬇︎

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 足部分の設定パラメータ(ヨコ彫刻)
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▲[+]まずはロゴだけの方(足部分❶)から加工!
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▲[+]足部分❷ パラメータはS2800 / P100 / H0.05 / T1
こっさくま

ガイド用の赤枠は、ゼッタイ【無効】に!!!

3.【足部分】レーザー加工の様子

足部分❶の加工の様子⬇︎

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]たぶん順調に彫刻できてる!

そして、加工した直後の感じ(ヤニの拭き取りはまだ)⬇︎

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]かすれ調の文字もいい感じ!

テスト加工のつもりでしたが、彫り具合も結構良い感じ!(゚∀゚*)

ということで、パラメータは特に変更せず 足部分❷も加工していきます!

足部分❷の加工の様子⬇︎

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▲[+]これは文字間が狭すぎたかも…。。
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 細かいイラストは問題なさそう!
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]なんか木目のラインが目立つ…

そして、加工した直後の感じ(ヤニの拭き取りはまだ)⬇︎

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]ヤニを拭き取る前

うーーーん…文字が分かりづらいっ。。

まだヤニを拭き取っていないので、余計にハッキリしないってのもあるかと思いますが、、

この書体の、この文字間でのレーザー彫刻は、微妙でした!!笑

PC画面上で見るのと、実際に加工したのとではやっぱり違いますね(゚∀゚;)

レーザー加工によるヤニ(焦げ)・彫刻の陰影・材料の木目…などなど、色々な要素を考慮しつつ、デザインを作成するようにしましょう!

また、ワンコのイラスト部分は板の木目のラインが結構目立っています。。

今回使用している板はパイン集成材(小さい角材を貼り合わせた板)なので、1枚の板でも部分部分で木目や節が変わってきます。

パイン集成材は柔らかい木材ではありますが、恐らく木目や節の部分が比較的硬く、レーザーの彫り具合にも影響してくるのかもしれません!!

こっさくま

レーザー加工をすると多少見えづらくなる、くらいに思っとこう。
あとは、木目の間隔が広い所を狙って彫刻すると仕上がりも綺麗かも!

4.【足部分】レーザー加工後の仕上げ

加工後は、なるべく早目にヤニを拭き取った方が良いかもしれません!

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 濡れティッシュでヤニを拭き取る
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 多少ヤニが残っちゃってるけど、まぁまぁか?

ちなみにティッシュは繊維が絡まりやすいので、ウェットティッシュ(不織布)の方がオススメではあります!

贅沢だけどね…

ティッシュでも、もし繊維が絡まったら歯ブラシとかで軽くこすると良いです(゚∀゚)

こっさくま

でも、ヤニも含めて味だと思ってる!
そもそも水性ニスで塗装予定だから、どっちみち目立たなくなると思ってる!

仕上げ後の写真は、最後にまとめて紹介します!

ここからは、天板編にいきまーす!(゚∀゚)

Let’s 【天板】のレーザー彫刻!

1.【天板】板のセッティング

レーザー本体のセッティングのところで、「ギリギリ、レーザー本体の底部を取り外す必要がなかった」と記載しました。

何がギリギリだったかと言いますと、、

天板用の板が加工エリアにギリッギリ、収まったんです(゚∀゚;)

しかも、縦に(゚∀゚;)笑

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 奇跡的に縦向きでギリッギリ収まった!

もちろん初めは、天板を “横向き” に置いてみました。

一応 横でもサイズ的には収まるものの、案の定、加工エリア内にある【カメラマーカー】を一部隠してしまい、レーザーソフト上で【キャプチャ】が出来ず。。

※【キャプチャ】出来ない = 彫刻パーツの位置調整が出来ない!

そこで、ダメ元で板を縦向きにしてみた所、本当にギリッギリ、レーザー本体に収まったって訳です(゚∀゚*)笑

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 本体奥の軸にもギリ触れてない!

縦向きなら、6つ全ての【カメラマーカー】を隠すことなく、無事【キャプチャ】も成功

彫刻予定の箇所(板の真ん中辺り)も、なんとか加工可能範囲(≒上の写真の、MDFの範囲)内に収まっています!

…とは言え、こんなにギリギリでレーザーの稼働に影響が無いのか…?(゚∀゚;)

不安なので、天板と干渉しそうな箇所が無いかをチェックしてみることに。

チェック方法は単純に、

レーザーソフト上の【位置確認】で、実際にレーザーヘッドを上下左右に移動させてみます

移動中、レーザー本体のどの内部パーツが同時に動いているかをチェックしました!

  1. 一旦、天板を撤去した状態で動かす
  2. 天板を設置して、再度動かす

のダブルチェックで、干渉等の問題が無いことを確認!

そして、このまま加工してみちゃお!という結論に(゚∀゚)

こっさくま

ただし、加工エリア(加工ベッド)からは大きくはみ出しているので、あくまで自己責任で…

2.【天板】パラメータ設定

いつも通り、イラレで作成したSVGデータを読み込み、パーツ毎にパラメータを設定します。

天板のパラメータ設定はこちら⬇︎

数値は足部分のパラメータと同じですが、彫刻の向きだけ【タテ】に変更です!

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 天板の設定パラメータ(タテ彫刻)
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]パラメータはS2800 / P100 / V0.05 / T1に

天板を【縦向き】に設置したので、デザインデータも縦向きに回転させましょう!

すると上図のように、犬のシルエットもロゴタイプも縦長になります。

なので今回、彫刻(ハッチング)の向きは【縦線:V(Vertical)】を選択します!

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]ハッチングの向きはタテで!

ちなみに、このハッチングの向きは意外と重要だったりします!(゚∀゚)

各向きの推定加工時間の比較⬇︎

  • 横線(H0.05):17分
  • 縦線(V0.05):13分

※犬のシルエットパーツのみを彫刻する場合

※ハッチングの間隔は【0.05mm】で固定

このように、彫刻パーツの向きに合わせてハッチングの向きも変えると、加工時間を多少短縮できる可能性があります

こっさくま

あとは、彫刻予定のデザインが、どっち方向で彫刻した方がより綺麗に仕上がるか、ってのも考えた方が良いよ!
(ハッチングの間隔を最小の0.05でやればそこまで差は出ないかもだけど)

3.【天板】レーザー加工の様子

天板の加工の様子⬇︎

まずは犬のシルエットから!

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]彫刻は縦方向に、左から右へ進んでいく

そして、加工した直後の感じ(ヤニの拭き取りはまだ)⬇︎

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ ひとまず愛犬のシルエットが完了!

まぁまぁいい感じ!(゚∀゚*)

続けてロゴタイプも加工していきます!

ロゴタイプの加工の様子⬇︎

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]こっちも縦方向(V0.05)で彫刻!

そして、加工した直後の感じ(ヤニの拭き取りはまだ)⬇︎

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]ヤニを拭き取る前

結構良い感じ!(゚∀゚*)

ちなみに足用の板を加工した際に、木目のラインが結構残る(目立つ)ことが判明しました(°-°)

なので今回は、ベタ塗りが多い犬のシルエットの方に、細かい木目がくるように板の向きを決めました!

こっさくま

ロゴタイプは小さい文字もあるし、木目が影響して彫刻が見えづらくなるかもしれないからね!

4.【天板】レーザー加工後の仕上げ

仕上げシーンは、撮影しそびれました!笑

足部分の仕上げ同様、濡れティッシュやウェットティッシュ等でヤニを拭き取りましょう!(゚∀゚)

こっさくま

ヤニが取れると、より彫刻の輪郭がハッキリするよ!

それではここからは、足部分・天板の仕上げ後の写真をご紹介(゚∀゚)

【レーザー加工(アレンジ)編】完了!

テッテレー!!

まずは足部分❶です(゚∀゚*)

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 足部分❶ レーザー加工成功!
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]結構しっかり彫れてる感じ!
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]木目の間隔が広かったから彫刻も綺麗!

つづいて足部分❷です(゚∀゚*)

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 足部分❷ レーザー加工成功!
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]木目の線は目立つものの、ちゃんと彫れてる!
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]正面からならまぁ読めなくはない…

最後に天板です(゚∀゚*)

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 天板もレーザー加工成功!
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]木目の主張がすごい
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]でも細かい毛並みまでちゃんと彫れてる!
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]硬い箇所だったからか、彫り具合がやや浅め
犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲[+]でもちゃんと綺麗に彫れてる!

こんな感じで、レーザー加工も無事成功しました!

試しに仮組みしてみたけどいい感じ!!

犬用ごはんテーブルをDIY レーザー加工編
▲ 愛犬用ごはんテーブルへのレーザー加工、成功です!

というわけで、レーザー加工(アレンジ)編はここまでです!!(゚∀゚*)

次回は、レーザー加工した板たちを水性ニスで塗装していきます!

それではまた次回も よろしくお願いします!٩( ᐛ )و

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