シルクスクリーン印刷

【シルクスクリーン印刷】自作《露光機》をちょっと紹介!

【シルクスクリーン印刷】自作露光機の紹介

今回は、シルクスクリーン印刷(シルク印刷)をする為に自作した【露光機】について、カンタンに紹介します!

こっさくま

Etcher Laser(レーザー加工機)をゲットする前は、シルクスクリーン印刷にハマってたよ!

シルクスクリーン印刷って?

ひとまず、シルクスクリーン印刷についてカンタンに説明すると…

デザインの版を作成して、Tシャツやらトートバッグやらに直接インクを刷り込んで印刷する方法のことです!

オリジナルデザインのTシャツを作る方法として、アイロンプリントや布用のペンなどもありますが、、

このシルクスクリーン印刷は、圧倒的にクオリティが高くなります

こっさくま

アイロンプリント・布用ペンは経験してきたけど、、今はシルク印刷じゃなきゃ満足できん!

シルクスクリーン印刷のザックリ手順は、

  1. フレーム(枠)にメッシュ状の布をピーンと張って、
  2. 印刷したいデザインの孔(あな)を作って(=版)、
  3. その版を印刷物(Tシャツとか)の上に置いて、
  4. 版の上にインクを乗せてスキージ(ヘラ)で擦ると、
  5. デザインの孔(あな)の部分にだけインクが落ちて印刷できる!

図で表すとこんな感じ⬇︎

シルクスクリーン印刷の仕組み
▲ シルクスクリーン印刷の仕組み

じゃあこの、デザインの版ってのはどうやって作るの!?

ってところで、【露光機】の登場です!

露光機って?

その名の通り、“露光させる装置” のこと。

デザインの版を作る際のザックリ手順は、

  1. メッシュ状の布に、感光乳剤を塗布する
  2. デザインを透明なOHPフィルムに黒でプリント
  3. 感光乳剤が塗布されたメッシュに、プリントしたOHPフィルムを重ねて、
  4. 紫外線を当てて、露光させる(⬅︎ここで露光機!)
  5. 露光後、水で洗い流して孔(あな)を作る
  6. 仕上げの露光 & 乾燥させて、完成!

メッシュに塗った感光乳剤は、紫外線を当てることによって硬化します。

黒って、紫外線を通しませんよね?

つまり、透明なOHPフィルムに、デザインを黒でプリントすると、、

  • デザイン部分:紫外線が当たらず 乳剤が固まらない
  • それ以外:紫外線が当たって 乳剤が固まる

ということになります。

シルクスクリーン印刷 露光の仕組み
▲ Tシャツくんのスクリーンがこんな感じ

一定時間 露光した後、乳剤を水で洗い流します

紫外線で固まらなかったデザイン部分の乳剤は洗い流されて、メッシュ(孔)が出現!

こっさくま

元のスクリーン=メッシュに乳剤が塗布された状態 と考えると、メッシュが復活!の方が意味としては正解かも

それ以外の部分は乳剤が固まっちゃってるから、メッシュ(孔)もそのまま塞がっちゃった!

とまぁそんな感じで、デザインの版が完成します!

こっさくま

自分の場合、シルクスクリーン印刷では有名な “Tシャツくん”のスクリーン(=感光乳剤が元々塗布されてる!)を使っちゃってるよ!割高だけど手軽だからオススメ!

…要は紫外線を当てればOKなので、太陽光でもいけるっちゃいけます。

ただし!!!

日によって紫外線の強さが変わるので、露光時間の調整はかなり難しいです。たぶん失敗しまくると思います。貴重なスクリーンが無駄になります。。

自作露光機であれば、常に同じ環境で露光させることができるので、一度最適な露光時間を見つけてしまえば、それ以降はほぼ失敗せずに版を製作できます!

シルクスクリーン印刷においては版の製作が第一関門です。

はじめは最適な露光時間を割り出すのに試作を繰り返すことになりますが、失敗続きで途中で挫けない為にも(笑)、露光機を使うことをオススメします!

自作した露光機のチラ見せ

まだ色々とご紹介できるほどの内容をまとめられてないのでチラ見せですが…(゚∀゚;)

しかもこの露光機を自作したのは、2016年…気付けばもう4年半くらい前でした。。

シルクスクリーン印刷の露光機
▲ ちょっとした日焼けマシーンくらいの威力があると思う

これを製作する前は、ダンボール箱にUVライトを当てて〜という超簡易製版をしていたのですが、もっと大きくて本格的な露光機が欲しい!

という衝動に駆られて製作したのでした。
なんでこんなライトの本数多いんだっけ…?笑

こっさくま

ちなみに “Tシャツくん” の露光機も売られてるけど、なんせサイズが小さいし高価…(゚∀゚;)

シルクスクリーン印刷の自作露光機
▲ 本体サイズはW675×H720×D150mmくらい

Tシャツくんのスクリーンの中で一番大きいサイズのワイドスクリーンもすっぽり収まる大きさです!

そして、このドデカ露光機で、どうしてもシルクスクリーン印刷したかったのがこれ⬇︎

デッサンをシルクスクリーン印刷
▲[+]流石にデッサンぽさを残すのは厳しかった…

大学時代にデッサン課題で描いた、愛犬ロビーのなんちゃってデッサンです。このデッサンをちょいと加工して、Tシャツに印刷しました。

ダメ元で教授に「うちの犬を描きたい!」と言ったら、アッサリOKしてくれました(゚∀゚*)イイ教授!

こっさくま

愛犬なので相当思い入れのあるデッサンになっちまった…!
多分この時のデッサン課題をこんな風に活用してる生徒は、後にも先にも自分くらいだろうな…笑

このデッサン(B3くらい?)をなるべく原寸でデデーンとTシャツに印刷したかったので、相当大きいサイズの露光機になっちゃった次第です。笑

デッサンをシルクスクリーン印刷
▲ Tシャツくんのワイドスクリーン(120メッシュ)を使った!
愛犬をシルクスクリーン印刷
▲[+] Tシャツの裏にも愛犬のロゴを印刷

大は小を兼ねますが、兼ね過ぎた感が否めない、、でもきっとまた大きい版を作りたくなる時が来ると信じてます(゚∀゚)

需要があるかは分かりませんが、このドデカハイパワー露光機の作り方を備忘録として(既に忘れつつあるけど)いずれまとめたいと思っています!

まとめ

オリジナルデザインでシルクスクリーン印刷が成功した時は、本当に感動しますよ!

1つ版を作ってしまえば同じデザインのものを量産出来るので、家族や友人とのおそろいTシャツ、作っちゃいましょう!(゚∀゚)

今後は、露光機の作り方やシルクスクリーン印刷の方法などもご紹介していけたらなーと思っています!

それではまた次回も よろしくお願いします!٩( ᐛ )و

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